本学、三宅拓也助教の著書『近代日本〈陳列所〉研究』が、2016年度全日本博物館学会賞を受賞しました。
内容紹介：
本書が扱う〈陳列所〉とは、地方行政府によって「物産陳列所」や「商品陳列所」などという名称を冠せられて建設された公共の陳列施設である。これらは博物館関連施設、地域物産の販売所というように、現在の活用方法が異なるだけではなく、竣工時期、意匠、規模、構造、立地環境まで様々である。
この種の施設が、都市の農業・工業・商業を奨励する目的で各地に設置された経緯を検証し、制度・活動・建築を含めて都市との関わりに注目することで、明治から昭和戦前期の日本にあまねく普及した〈陳列所〉の実態を、豊富な図版とともに明らかにする。（amazonより転載）
三宅拓也
京都工芸繊維大学 助教
1983年大阪生まれ。2006年京都工芸繊維大学工芸学部造形工学科卒業、2011年東京都歴史文化財団東京都現代美術館専門調査員、2012年度全日本博物館学会奨励賞受賞、2013年 京都工芸繊維大学大学院工芸科学研究科博士後期課程修了、博士(学術)。現在、京都工芸繊維大学大学院工芸科学研究科助教。
三宅拓也助教
“Commercial Museum in Modern Japan” by Assistant Professor Takuya Miyake won the Award of the Museological Society of Japan, 2016.
Takutya Miyake
Assistant Professor, Kyoto Institute of Technology
Born in Osaka in 1983. Graduated from Department of Architecture and Design, Kyoto Institute of Technology in 2006. Assistant Curator, Museum of Conyrmporary Art Tokyo from 2011 until 2013. Gained Incentive Award, The Museological Society of Japan in 2012. Completed Doctoral Program of Design Science, Graduate School of Science and Technology, Kyoto Institute of Technology in 2013. Currently, Assistant Professor, Department of Architecture and Design, Kyoto Institute of Technology from 2013.
Assistant Professor Takuya Miyake