[出版]西田雅嗣教授らが参加した日仏シンポジウム『中世における「建築」、日本とヨーロッパ』を基にした論文集”L’idée d’architecture médiévale au Japon et en Europe”が出版されましたPublication: L’idée d’architecture médiévale au Japon et en Europe, MARDAGA co-authored by Nishida Masatsugu

2014年、アンスティチュ・フランセ関西でKYOTO Design Labとパリ=ソルボンヌ大学が主催した日仏シンポジウム『中世における「建築」、日本とヨーロッパ』を基にした論文集、“L’idée d’architecture médiévale au Japon et en Europe”がMARDAGAより出版されました。

リンク先からebook、またはオンラインで書籍の購入も可能です。詳しくは次のリンクよりご確認下さい。
https://www.editionsmardaga.com/catalogue/idee-darchitecture-medievale-japon-europe/


Idée d’architecture médiévale au Japon et en Europe
著者:西田雅嗣, Nicolas Reveyron, Cluzel Jean-Sébastien
出版社:MARDAGA
出版日:2017年11月15日
ISBN:9782804703547
言語:フランス語
ページ:280
サイズ:0.5 x 22.5 cm

シンポジウム:中世における「建築」、日本とヨーロッパ
建造物の中のある種のものを「建築」と捉える考えは、今日世界中で共有されている。しかし、中世という、日本とヨーロッパがいまだ具体的な接触を持っていなかった時代にあっては、「建築」とは一体どう捉えられていたのか? 中世の当時、ロマネスクの修道院建築やゴシックの大聖堂、あるいは禅宗寺院や大仏様の建築は、どのような認識のもとに「建築」として見られたのか? そして今日、日本とヨーロッパの美術史家、建築史家たちは、一体どんな考えのもとに中世の建造物を「建築」として認識しているのであろうか?

19世紀の人々は、ヨーロッパ文化も日本のそれも、同じ一つの眼差しのもとに理解しようとした。しかし一方で、それぞれの文化の独自性の刻印でもある両者間の差異を再評価する必要もあるであろう。現存する中世の建築を、文化財として実際に保存・修復する際、こうした問題が具体的な姿を取って顕在化することからも判るように、日本とヨーロッパを巡る中世建築の問題は、我々の現在に深く関係する問題である。 

中世のヨーロッパでは、建築とは美的文化の表現であり同時に宗教的なアイデンティティーである。建築は絶えず進化し、同時に偉大な古代への伝統への回帰も見せる(カロリング・ルネサンス、12世紀ルネサンス、15世紀のイタリア・ルネサンス)。同時にゴシック建築のような全く新しい創造性も見せる。そして今度はこのゴシックが17世紀から20世紀始めのネオ・ゴシック新しいゴシックを生み出し、宗教的、そして部分的に政治的な正統性を保証する。日本ではどうであろうか。例えば金閣や銀閣に見られる中世の折衷様式は仏教建築の輸入から始まり近代の建築に至るまでの10世紀間の建築の展開を一瞥させてくれる。

18・19世紀に美術史家たちが美の根本を先ずは哲学的に問うたとき、建築は美の物質的な発露としてしか考えられなかった。今日の美術史家たちは、もはや美的な様式研究だけに満足してはいない。美の一部を構成するものとして、建設技術に大きな興味を寄せている。日本とヨーロッパが「建築」という見方を中世に再発見するのは、恐らくこうした展開の中であろう。

日時:2014年11月15日、16日
会場:アンスティチュ・フランセ関西ー京都 稲畑ホール
主催:KYOTO Design Lab、パリ=ソルボンヌ大学
共催:アンスティチュ・フランセ関西、Centre de recherche sur l’Extrême-Orient (CREOPS), Institut universitaire de France,UMR Archéométrie et Archéologie, Université Lyon II, Centre André Chastel, Conseil scientifique de l’université Paris-Sorbonne.


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Professor Masatsugu Nishida of Kyoto Institute of Technology is co-author of “L’idée d’architecture médiévale au Japon et en Europe” published by MARDAGA, a publisher in France. The book contains the proceedings of the international symposium co-organized by D-lab and Université Paris-Sorbonne in 2014.

Please check the details at the link below.
https://www.editionsmardaga.com/catalogue/idee-darchitecture-medievale-japon-europe/


Idée d’architecture médiévale au Japon et en Europe
Auteurs: Nishida Masatsugu, Nicolas Reveyron, Cluzel Jean-Sébastien
Publisher: MARDAGA
ISBN: 9782804703547
Pages: 280
Dimensions: 20.5 x 22.5 cm
Date de parution: 15/11/2017


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