KYOTO Design Lab[D-lab]は、けいはんなオープンイノベーションセンター(KICK)でおこなわれるKYOTO SMART CITY EXPO 2018内のネクストモビリティEXPO 2018にて、2017年度デザイン・アソシエイトのヘンリック・ニーラチュカーとのプロジェクト「社会的な昆虫と現実──運転手のいない未来のための分散型ライドシェア」を出展します。

KYOTO SMART CITY EXPOとは、スペイン・バルセロナが世界展開する「スマートシティエキスポ世界会議」との連携のもとで、国際的な地域間交流やビジネス交流・技術交流によるネットワークの形成を通じて、京都・けいはんなからスマートシティを共創・発信し、持続可能社会の実現に貢献するイベントです。

自動運転や小型モビリティなど、スマートシティのキーファクターとして注目される「ネクストモビリティ」は、少子高齢化や地域社会の過疎化など直面する課題への対策として期待が高まっています。

D-labは、KYOTO SMART CITY EXPO内の「ネクストモビリティEXPO 2018」にて、アリなど社会的な昆虫の振る舞いをカーナビゲーションや交通規制のためのアルゴリズムに応用し、ネットワーク化したドライバーレス自動車によるライドシェアシステムを提案するプロジェクト「社会的な昆虫と現実──運転手のいない未来のための分散型ライドシェア」を展示いたします。

展示のほか、プロジェクトを主導したKYOTO Design Labのジュリア・カセム特任教授によるレクチャーもおこなれます。ぜひご来場ください。


KYOTO SMART CITY EXPO 2018

日程|2018年10月4日[木] – 5日[金] 10:00~17:00
会場|けいはんなオープンイノベーションセンター(KICK) [Access]
入場|無料
主催|京都スマートシティエキスポ運営協議会


[KYOTO Design Lab 展示]
社会的な昆虫と現実
──運転手のいない未来のための分散型ライドシェア

日程|2018年10月4日[木] – 5日[金] 10:00~17:00
出展ゾーン|ネクストモビリティEXPO 2018
会場|けいはんなオープンイノベーションセンター2階
ブース|2-018


[レクチャー]
社会的な昆虫と現実
──運転手のいない未来のための分散型ライドシェア

日時|2018年10月5日[金] 15:20-16:00
会場|けいはんなオープンイノベーションセンター2階シアター
講師|ジュリア・カセム特任教授
詳細https://expo.smartcity.kyoto/event


プロジェクトについて

ヘンリック・ニーラチュカーは、京都工芸繊維大学応用生物学課程の秋野順治教授と広島大学数理分子生命理学専攻の西森拓教授とのコラボレーションにより、次のような問いを掲げてプロジェクトを進行させました。

私たちは、昆虫の社会的な振る舞いから何を学び、どのようにコミュニティベースの新しいライドシェア開発に活かすことができるのだろう?

ニーラチュカーはコラボレーターの研究からインスピレーションを受け、日本のモビリティと高齢化に関する問題に対し、ダイナミックに応答する交通モデルを開発しました。展示では、リサーチプロセスを中心に、この投機的なデザインプロジェクトの成果とプロトタイプをご紹介します。

KYOTO Design Lab has been invited by Kyoto Vice-Governor Akimasa Yamashita to exhibit D-lab’s Design Associate, Henrik Nieratschker’s project ‘Social Insects – Social Realities – decentralised ride-sharing for a driverless future’ at the KYOTO SMART CITY EXPO 2018.

The event will be held at the Keihanna Open Innovation Centre in Kyoto as part of the Next Mobility Expo 2018 from October 4-5, 2018.

Henrik Nieratschker worked with Professor Toshiharu Akino of KIT’s Department of Applied Entomology and Professor. Hiraku Nishimori of Hiroshima University’s Department of Mathematical and Life Sciences. He addressed the question “How can we learn from the collective behavior of social insects and apply those insights to develop new community-based systems of ride-sharing.” Taking their research as an inspiration he developed and prototyped a model for a transport system that dynamically respond to the currently shifting perspectives on mobility and the needs of an ageing population in depopulating Japan. The presentation will centre on the research process and results of this speculative design project and the prototype will be on display in the exhibition area.

Professor Julia Cassim who directed the project will give a presentation on the project in the 2F Theatre from 15.20 – 16.00 on October 5. Furthern information here: https://expo.smartcity.kyoto/event