KYOTO Design Labは、国際的に知られる著名な大学や研究機関などとの合同プロジェクトやワークショップを実施する中で、いくつもの交換留学の提携を結んできました。
今回から始まる留学レポートでは、D-labのプロジェクトを通じて新たに提携を結んだ「イギリス・キングストン大学」と「スイス・ルツェルン応用科学芸術大学」と「イタリア・トリノ工科大学」に交換留学中の近藤弘規さんと小林柚子さんと荒木菜見子さんに加え、「アメリカ・スタンフォード大学」で滞在研究を行う篠原由美子さんに寄稿してもらう予定です。
留学を検討中の皆さんはぜひ購読し、参考にしてください。
近藤さんからの第1回の留学レポート「キングストンものづくり物語」では、交換留学の申請受託に至るまでの書類作成などの苦労や申請に必要な英語学習について、さらにキングストン大学とはどのような大学かを紹介しています。
それでは、どうぞ!
交換留学に至るまでの経歴
こんにちは。
京都工芸繊維大学大学院デザイン学専攻 博士前期課程2年生 近藤弘規(こんどうひろき)です。
このレポートを読んでくださっている方の中には私のことを知っている人もいるとは思いますが、第一弾のレポートということで簡単に自己紹介から始めたいと思います。
2012年に京都工芸繊維大学造形工学課程(現・デザイン・建築学課程)に入学し、2016年に同大学院に進学し、現在櫛研究室に所属しています。
KYOTO Design Labのワークショップやレクチャーには積極的に参加し、10ヶ月に渡る国際的な産学連携プロジェクトのME310/SUGER 2015-2016にも参加しました。
また、京都工芸繊維大学の留学生寮「まりこうじ会館」に2016年3月から留学に行くまでの約1年半、チューターとして留学生と住んでいました。
現在は、2017年4月に交換留学提携が結ばれたばかりのイギリス・キングストン大学で1年間の交換留学生として学んでいます。
ひとつひとつに時間がかかる、留学までの準備
今回の記事のメイントピックは留学までの準備についてです。
なぜならここにくるまでの道のりがなかなか複雑で険しかったからです。(ここであらかじめ断っておきたいのはこれはあくまで私のケースであって、全ての人に必ず当てはまるとは限らないのでご了承の上読んでください)
ロンドン留学において大変なのはビザの取得です。今回私は、Tier4 VISAというので来ています。
基本的に6ヶ月以上の留学をする場合はこのビザを取得しなければならず、そのためにたくさんの書類と格闘する必要があります。
日本人留学生にとって一番大きなハードルはおそらく、IELTSという英語のテストではないでしょうか。
テストはリーディング・リスニングだけでなく、ライティングとスピーキングの能力も測られます。
キングストン大学のMA(大学院)の場合、総合スコア6.5が求められます。
しかし、少し足りないくらいならば、少し授業料がかかりますが事前英語授業みたいなのを取ればビザは取れます。
私は、2ヶ月勉強した結果、総合スコアが6.0しか取れなかったのですが、キングストン大学の先生とのインタビューを通じて留学が認められました。
英語のスコアをクリアしたら、次はキングストン大学からConfirmation of Acceptance for Studies(CAS)という受け入れ承諾書をもらわなければいけません。
この書類をもらうためには、留学のための資金が十分にあることを証明したり、英語能力の証明書を送ったり、活動をまとめたポートフォリオを送ったりする必要があります。
もちろん書類はすべて英語、担当者とのやりとりも英語です。
加えて、時差の影響もあってどうしてもメールのやり取りに時間がかかってしまいます。
それでもめげずに連絡を取り続け、なんとしてでもビザを取得しましょう。
私は9月から留学するために、3月から準備しましたが、どうしたらいいのか、何をしたらいいのか自分で探していかないといけないこともあって、結局最後はギリギリまでかかってしまいました。
キングストン大学が大切にする-つくることを通して考える-
ビザの取得と交換留学がなんとか認められ、プロダクト・ファニチャーデザインコースのMA(大学院)で学んでいます。
”Thinking through Making -つくることを通して考える-”をモットーとしており、工繊3回生の課題であるFixpertsは、キングストン大学のダニエル・チャーニー教授によって考案されました。
この留学では手を動かしてものを作る技術と知識を身につけ、そしてプロダクトデザインにおいて極めて高いレベルにあるロンドンでいろんなデザイナーと関わっていきたいです。
次回のレポートでは大学の授業や課題の内容、施設の紹介など具体的にお届けできたらいいなと思ってます!お楽しみにしていてください。
ライター紹介: 近藤弘規
1993年生まれ。兵庫県西宮市出身。趣味は中学から始めた弓道とペンの収集。2012年に京都工芸繊維大学造形工学課程に入学し、現在京都工芸繊維大学大学院デザイン学専攻櫛研究室所属。国際的な産学連携プロジェクトのME310/SUGER 2015-2016にも参加した。2017年9月からイギリス・キングストン大学に交換留学を行なっている。
今回のレポートまとめ
1. イギリス留学の準備には6ヶ月以上かかることを想定しよう!
2. IELTSのスコアは、6.5取得を目指そう!
3. キングストン大学はものづくり設備が充実!「つくることを通して考える」教育
留学の相談は、京都工芸繊維大学の国際課へご連絡下さい。
次回のレポート「キングストンものづくり物語 vol.2」の公開は、12月下旬を予定しています。こうご期待!
KYOTO Design Labは、国際的に知られる著名な大学や研究機関などとの合同プロジェクトやワークショップを実施する中で、いくつもの交換留学の提携を結んできました。
今回から始まる留学レポートでは、D-labのプロジェクトを通じて新たに提携を結んだ「イギリス・キングストン大学」と「スイス・ルツェルン応用科学芸術大学」と「イタリア・トリノ工科大学」に交換留学中の近藤弘規さんと小林柚子さんと荒木菜見子さんに加え、「アメリカ・スタンフォード大学」で滞在研究を行う篠原由美子さんに寄稿してもらう予定です。
留学を検討中の皆さんはぜひ購読し、参考にしてください。
近藤さんからの第1回の留学レポート「キングストンものづくり物語」では、交換留学の申請受託に至るまでの書類作成などの苦労や申請に必要な英語学習について、さらにキングストン大学とはどのような大学かを紹介しています。
それでは、どうぞ!
交換留学に至るまでの経歴
こんにちは。
京都工芸繊維大学大学院デザイン学専攻 博士前期課程2年生 近藤弘規(こんどうひろき)です。
このレポートを読んでくださっている方の中には私のことを知っている人もいるとは思いますが、第一弾のレポートということで簡単に自己紹介から始めたいと思います。
2012年に京都工芸繊維大学造形工学課程(現・デザイン・建築学課程)に入学し、2016年に同大学院に進学し、現在櫛研究室に所属しています。
KYOTO Design Labのワークショップやレクチャーには積極的に参加し、10ヶ月に渡る国際的な産学連携プロジェクトのME310/SUGER 2015-2016にも参加しました。
また、京都工芸繊維大学の留学生寮「まりこうじ会館」に2016年3月から留学に行くまでの約1年半、チューターとして留学生と住んでいました。
現在は、2017年4月に交換留学提携が結ばれたばかりのイギリス・キングストン大学で1年間の交換留学生として学んでいます。
ひとつひとつに時間がかかる、留学までの準備
今回の記事のメイントピックは留学までの準備についてです。
なぜならここにくるまでの道のりがなかなか複雑で険しかったからです。(ここであらかじめ断っておきたいのはこれはあくまで私のケースであって、全ての人に必ず当てはまるとは限らないのでご了承の上読んでください)
ロンドン留学において大変なのはビザの取得です。今回私は、Tier4 VISAというので来ています。
基本的に6ヶ月以上の留学をする場合はこのビザを取得しなければならず、そのためにたくさんの書類と格闘する必要があります。
日本人留学生にとって一番大きなハードルはおそらく、IELTSという英語のテストではないでしょうか。
テストはリーディング・リスニングだけでなく、ライティングとスピーキングの能力も測られます。
キングストン大学のMA(大学院)の場合、総合スコア6.5が求められます。
しかし、少し足りないくらいならば、少し授業料がかかりますが事前英語授業みたいなのを取ればビザは取れます。
私は、2ヶ月勉強した結果、総合スコアが6.0しか取れなかったのですが、キングストン大学の先生とのインタビューを通じて留学が認められました。
英語のスコアをクリアしたら、次はキングストン大学からConfirmation of Acceptance for Studies(CAS)という受け入れ承諾書をもらわなければいけません。
この書類をもらうためには、留学のための資金が十分にあることを証明したり、英語能力の証明書を送ったり、活動をまとめたポートフォリオを送ったりする必要があります。
もちろん書類はすべて英語、担当者とのやりとりも英語です。
加えて、時差の影響もあってどうしてもメールのやり取りに時間がかかってしまいます。
それでもめげずに連絡を取り続け、なんとしてでもビザを取得しましょう。
私は9月から留学するために、3月から準備しましたが、どうしたらいいのか、何をしたらいいのか自分で探していかないといけないこともあって、結局最後はギリギリまでかかってしまいました。
キングストン大学が大切にする-つくることを通して考える-
ビザの取得と交換留学がなんとか認められ、プロダクト・ファニチャーデザインコースのMA(大学院)で学んでいます。
”Thinking through Making -つくることを通して考える-”をモットーとしており、工繊3回生の課題であるFixpertsは、キングストン大学のダニエル・チャーニー教授によって考案されました。
この留学では手を動かしてものを作る技術と知識を身につけ、そしてプロダクトデザインにおいて極めて高いレベルにあるロンドンでいろんなデザイナーと関わっていきたいです。
次回のレポートでは大学の授業や課題の内容、施設の紹介など具体的にお届けできたらいいなと思ってます!お楽しみにしていてください。
ライター紹介: 近藤弘規
1993年生まれ。兵庫県西宮市出身。趣味は中学から始めた弓道とペンの収集。2012年に京都工芸繊維大学造形工学課程に入学し、現在京都工芸繊維大学大学院デザイン学専攻櫛研究室所属。国際的な産学連携プロジェクトのME310/SUGER 2015-2016にも参加した。2017年9月からイギリス・キングストン大学に交換留学を行なっている。
今回のレポートまとめ
1. イギリス留学の準備には6ヶ月以上かかることを想定しよう!
2. IELTSのスコアは、6.5取得を目指そう!
3. キングストン大学はものづくり設備が充実!「つくることを通して考える」教育
留学の相談は、京都工芸繊維大学の国際課へご連絡下さい。
次回のレポート「キングストンものづくり物語 vol.2」の公開は、12月下旬を予定しています。こうご期待!