2018年度の日本建築学会の優秀卒業論文賞・優秀修士論文賞において、清水・赤松研究室M1の玉井浩登(たまいひろと)さんが優秀卒業論文賞を受賞いたしました。
玉井さんは、日本の社寺建築における天井と屋根の間の小屋組内にさらに一層以上屋根面を設けているものの形態による分類と機能による分類を行ったうえで、その変遷と歴史的意義について考察しています。

優秀卒業論文賞・優秀修士論文賞 | 日本建築学会http://www.aij.or.jp/prize-paper.html

論文梗概(PDF)
https://www.d-lab.kit.ac.jp/wp/wp-content/uploads/2018/07/d5a2ed2d5fc6767f994a683e8d435276.pdf

受賞コメント
二重屋根は、平安時代以降の日本建築の小屋内部に設けられたものです。従来、内陣の保護を目的にしたものと言われてきましたが、事例を網羅的に調べる中で、古代から中世への建築の変化において重要な役割を果たした可能性が明らかになってきました。今後は文献や近世の遺構からの事例収集を進めつつ、中世仏堂については構造や平面、機能を一体的に考える研究に発展させられるよう、頑張っていきたいと思います。

玉井浩登(博士前期課程建築学専攻 清水・赤松研究室)


隔週月曜日発行のメールマガジン、D-labの活動をまとめてお届けします。


Hiroto Tamai, a master student belonging to Shimizu and Akamatsu Laboratory has received the Student Thesis Award for Architectural Institute of Japan in 2018.

優秀卒業論文賞・優秀修士論文賞 | 日本建築学会http://www.aij.or.jp/prize-paper.html

Paper Summary (PDF)
https://www.d-lab.kit.ac.jp/wp/wp-content/uploads/2018/07/d5a2ed2d5fc6767f994a683e8d435276.pdf


D-lab send news summary every other Monday.