鯖街道によって結ばれている京都と小浜。2022年から2023年にかけて、京都工芸繊維大学 KYOTO Design Lab は小浜旧市街地域の調査を実施しました。本書は、まずその調査・分析の成果をまとめたものであり、加えて、地域の将来像およびその実現に向けた空き家活用の提案を取りまとめたものです。

本書は、小浜のまちに関する調査、他地域の視察、小浜の空き家活用の提案という三つの章で構成されています。
第1章の調査では、文献調査において小浜の歴史や人口など、町を読み解くための基礎的な情報をまとめました。現地調査では、平成2年に京都工芸繊維大学、福井大学、福井工業大学の三大学によって合同で行われた町並み調査を参考にしつつ、水路や町家といった都市・建築に関するものから、地蔵や祠といった人々の信仰に関わるものまで、多岐にわたる調査・分析を行い、小浜の町の現況に迫っています。
第2章では、小浜で空き家の活用提案を行うにあたり、小浜と同様に歴史的な町並みが残されている他地域を実際に訪れ、それぞれの地域の特徴や都市の構造を分析しました。その中で、小浜に活かせる点について考察しています。
第3章では、調査を通して感じた小浜の魅力をもとに、さまざまなスケールで小浜の将来像を考察しました。特に5軒の空き家については、その将来像を実現するためのきっかけとなるような改修計画を提案しています。


 

 

 

 

 
目次

プロジェクト概要  006
1章 調査  008
  調査概要  010
  文献からみた小浜  013
   1. 小浜の歴史  014
   2. 建物用途にみるエリアの特徴  018
   3. 統計  022
  現地調査からみた小浜  031
   1. まちの骨格  032
   2. 路地・水路  034
   3. 町家・蔵の現状  042
   4. 空家・取り壊しの現状  050
   5. 地域の信仰と祭礼  052
   6. まちの特徴  058
2章 他地域の事例  
  各都市分析  067
   1. 大洲市  068
   2. 内子町  069
   3. 脇町  070
   4. 尾道  071
   5. 鞆の浦  072
  小浜への応用  075
   1. 目的地と接続物  076
   2. 街道と路地  078
   3. 街道と裏  080
   4. 多様なコンテンツ  082
   5. 海との関係性  083
3章 提案  092
  スケール1 旧市街全体  095
   1. まちのビジョン  096
   2. エリアをつなぐモビリティ  098
  スケール2 エリア  103
   1. 西組エリア  092
   2. 三丁町エリア  106
   3. 旧市場エリア  108
  スケール 3 空家の改修提案  115
   1. 改修物件の位置関係と機能  116
   2. 浅間・常高寺の町家  118
   3. 蓬嶋楼  122
   4. どんつきの町家  128
   5. お茶屋  132
本プロジェクトを通して  152
あとがき  154
巻末資料   

クレジット

期間 2022年8月-2023年3月
担当教員 魚谷繁礼/赤松加寿江/三宅拓也
メンバー 有馬瑞季/池成貴大/ 金子豪太/川上航汰/莪山香奈/近藤誠之介/清水優希/竹原大雅/谷口愛理/張恆瑋/手塚千晶/中釜仁/沼澤健翔/灰野泰示/松井和紡/松本茜/松本健太郎/村社英駿/矢野絢子
技術協力 井上智博/加芝亮
協力
敬称略
小浜市役所
小浜西組町並み協議会
株式会社まちづくり小浜
 
ISBN 978-4-910743-60-8
体裁 A4判・154頁
発行日 2024年2月28日
編集 有馬瑞季/莪山香奈/清水優希
発行 京都工芸繊維大学 KYOTO Design Lab

鯖街道によって結ばれている京都と小浜。2022年から2023年にかけて、京都工芸繊維大学 KYOTO Design Lab は小浜旧市街地域の調査を実施しました。本書は、まずその調査・分析の成果をまとめたものであり、加えて、地域の将来像およびその実現に向けた空き家活用の提案を取りまとめたものです。

本書は、小浜のまちに関する調査、他地域の視察、小浜の空き家活用の提案という三つの章で構成されています。
第1章の調査では、文献調査において小浜の歴史や人口など、町を読み解くための基礎的な情報をまとめました。現地調査では、平成2年に京都工芸繊維大学、福井大学、福井工業大学の三大学によって合同で行われた町並み調査を参考にしつつ、水路や町家といった都市・建築に関するものから、地蔵や祠といった人々の信仰に関わるものまで、多岐にわたる調査・分析を行い、小浜の町の現況に迫っています。
第2章では、小浜で空き家の活用提案を行うにあたり、小浜と同様に歴史的な町並みが残されている他地域を実際に訪れ、それぞれの地域の特徴や都市の構造を分析しました。その中で、小浜に活かせる点について考察しています。
第3章では、調査を通して感じた小浜の魅力をもとに、さまざまなスケールで小浜の将来像を考察しました。特に5軒の空き家については、その将来像を実現するためのきっかけとなるような改修計画を提案しています。


 

 

 

 

 
目次

プロジェクト概要  006
1章 調査  008
  調査概要  010
  文献からみた小浜  013
   1. 小浜の歴史  014
   2. 建物用途にみるエリアの特徴  018
   3. 統計  022
  現地調査からみた小浜  031
   1. まちの骨格  032
   2. 路地・水路  034
   3. 町家・蔵の現状  042
   4. 空家・取り壊しの現状  050
   5. 地域の信仰と祭礼  052
   6. まちの特徴  058
2章 他地域の事例  
  各都市分析  067
   1. 大洲市  068
   2. 内子町  069
   3. 脇町  070
   4. 尾道  071
   5. 鞆の浦  072
  小浜への応用  075
   1. 目的地と接続物  076
   2. 街道と路地  078
   3. 街道と裏  080
   4. 多様なコンテンツ  082
   5. 海との関係性  083
3章 提案  092
  スケール1 旧市街全体  095
   1. まちのビジョン  096
   2. エリアをつなぐモビリティ  098
  スケール2 エリア  103
   1. 西組エリア  092
   2. 三丁町エリア  106
   3. 旧市場エリア  108
  スケール 3 空家の改修提案  115
   1. 改修物件の位置関係と機能  116
   2. 浅間・常高寺の町家  118
   3. 蓬嶋楼  122
   4. どんつきの町家  128
   5. お茶屋  132
本プロジェクトを通して  152
あとがき  154
巻末資料   

クレジット

期間 2022年8月-2023年3月
担当教員 魚谷繁礼/赤松加寿江/三宅拓也
メンバー 有馬瑞季/池成貴大/ 金子豪太/川上航汰/莪山香奈/近藤誠之介/清水優希/竹原大雅/谷口愛理/張恆瑋/手塚千晶/中釜仁/沼澤健翔/灰野泰示/松井和紡/松本茜/松本健太郎/村社英駿/矢野絢子
技術協力 井上智博/加芝亮
協力
敬称略
小浜市役所
小浜西組町並み協議会
株式会社まちづくり小浜
 
ISBN 978-4-910743-60-8
体裁 A4判・154頁
発行日 2024年2月28日
編集 有馬瑞季/莪山香奈/清水優希
発行 京都工芸繊維大学 KYOTO Design Lab