武井誠教授が設計した「カモ井加工紙株式会社 営業事務所棟」が、「第15回倉敷市建築文化賞」において奨励賞を受賞しました。本建築では、構造設計を満田衛資教授、検証実験を村本真准教授が担当し、武井研究室に在籍していた学生の石川博那、大橋海斗、尾崎果南、北野湧也、木村駿平、酒見助が構造実験に協力しています。
本建築は、耐力壁や筋交いに依存しない新たな木造純ラーメン架構として、「レシプロカルバインド工法」を採用しています。柱と直交する梁同士を面接触させ、ボルトによるプレストレスで拘束することで、めり込みを活かしつつ剛性と耐力の向上を図っています。また、日射解析に基づく多層的なガラスファサードによって環境性能の向上を図るとともに、耐力壁のない木造フレームによって生み出された1階ピロティ空間を活かし、通常時の多様な利用に加え、災害時には周辺住民の一時的な避難場所としても活用できる建築として計画されています。
倉敷市建築文化賞は、倉敷市内における優れた建築作品を表彰し、建築文化の振興と良好な都市環境の形成に寄与することを目的とした顕彰制度です。1993年度に創設され、3年ごとに開催されています。

妻側ファサード(Photo © 阿野太一)

桁側ファサード(Photo © 阿野太一)

耐力壁の無い解放された1 階ピロティ空間(Photo © 阿野太一)

3.6m グリッドによる2 階の執務空間(Photo © 阿野太一)

接合部実大実験(Photo © TNA)
| 建築物名称 | カモ井加工紙株式会社 営業事務所棟 |
| 建築主 | カモ井加工紙株式会社 |
| 設計 | 武井誠[株式会社TNA/京都工芸繊維大学 教授] |
| 施工 | 株式会社藤木工務店 倉敷支店 |
| 構造設計 | 満田衛資[京都工芸繊維大学 教授] |
| 検証実験 | 村本真[京都工芸繊維大学 准教授] |
| 構造実験協力 | 永井智彬[満田衛資構造計画研究所] 大森邦彦[藤木工務店 四国支店 支店長:本学OB ] 藤木工務店 京都支店 石川博那、大橋海斗、尾崎果南、北野湧也、木村駿平、酒見助[京都工芸繊維大学 武井研究室] |
武井誠教授が設計した「カモ井加工紙株式会社 営業事務所棟」が、「第15回倉敷市建築文化賞」において奨励賞を受賞しました。本建築では、構造設計を満田衛資教授、検証実験を村本真准教授が担当し、武井研究室に在籍していた学生の石川博那、大橋海斗、尾崎果南、北野湧也、木村駿平、酒見助が構造実験に協力しています。
本建築は、耐力壁や筋交いに依存しない新たな木造純ラーメン架構として、「レシプロカルバインド工法」を採用しています。柱と直交する梁同士を面接触させ、ボルトによるプレストレスで拘束することで、めり込みを活かしつつ剛性と耐力の向上を図っています。また、日射解析に基づく多層的なガラスファサードによって環境性能の向上を図るとともに、耐力壁のない木造フレームによって生み出された1階ピロティ空間を活かし、通常時の多様な利用に加え、災害時には周辺住民の一時的な避難場所としても活用できる建築として計画されています。
倉敷市建築文化賞は、倉敷市内における優れた建築作品を表彰し、建築文化の振興と良好な都市環境の形成に寄与することを目的とした顕彰制度です。1993年度に創設され、3年ごとに開催されています。
武井誠教授のコメント
本学の構造実験の協力がなければ実現できなかった木造です。昨今、大断面の集成材で大空間を作る技術はよく見かけますが、木の持つ線材としての繊細さみたいなものが失われつつあると思います。山鉾が縄で縛られていることで再利用できるように、木の軽さやヒューマンスケールを活かした新しい構造だと思っています。

妻側ファサード(Photo © 阿野太一)

桁側ファサード(Photo © 阿野太一)

耐力壁の無い解放された1 階ピロティ空間(Photo © 阿野太一)

3.6m グリッドによる2 階の執務空間(Photo © 阿野太一)

接合部実大実験(Photo © TNA)
| 建築物名称 | カモ井加工紙株式会社 営業事務所棟 |
| 建築主 | カモ井加工紙株式会社 |
| 設計 | 武井誠[株式会社TNA/京都工芸繊維大学 教授] |
| 施工 | 株式会社藤木工務店 倉敷支店 |
| 構造設計 | 満田衛資[京都工芸繊維大学 教授] |
| 検証実験 | 村本真[京都工芸繊維大学 准教授] |
| 構造実験協力 | 永井智彬[満田衛資構造計画研究所] 大森邦彦[藤木工務店 四国支店 支店長:本学OB ] 藤木工務店 京都支店 石川博那、大橋海斗、尾崎果南、北野湧也、木村駿平、酒見助[京都工芸繊維大学 武井研究室] |
武井誠教授のコメント
本学の構造実験の協力がなければ実現できなかった木造です。昨今、大断面の集成材で大空間を作る技術はよく見かけますが、木の持つ線材としての繊細さみたいなものが失われつつあると思います。山鉾が縄で縛られていることで再利用できるように、木の軽さやヒューマンスケールを活かした新しい構造だと思っています。