アメリカの近代建築を代表する建築家フランク・ロイド・ライト(1867年〜1959年)の展覧会「フランク・ロイド・ライト 世界を結ぶ建築」が、2023年10月21日(土)から豊田市美術館で開催されます。ライトが手がけた帝国ホテル二代目本館100周年にあわせて開催される本展覧会では、帝国ホテルを基軸に、近年の調査研究に基づいて多様なアーカイヴ資料が展示される予定です。

帝国ホテル二代目本館に関する貴重な資料の中に石膏模型があります。ライトが帰国に際して親交のあった建築家の武田五一(1872年〜1938年)に贈ったものであり、現在は京都大学に建築教育資料として所蔵されています。本展覧会での展示が検討されましたが、この石膏模型は制作後100年の歳月を経て状態が変化しており、巡回させることは困難と判断されました。

こうした経緯のもと、武田五一が教授を務めた京都工芸繊維大学(当時・京都高等工芸学校)と京都大学(当時・京都帝国大学)の両校が連携し、本展覧会にあわせて石膏模型の複製をおこなうこととなりました。京都工芸繊維大学 KYOTO Design Labの制作チーム(制作:井上智博、 バルナ・ゲルゲイ・ペーター特任研究員、デザイン・建築学課程4回生3名、監修:津田和俊講師)が約3か月かけて原作の石膏模型の3Dスキャン計測・撮影、3Dデータ編集、3Dプリンタによる出力、後加工の手順で複製に取り組み、原作の90%の縮尺の3Dプリントレプリカを制作しました。

展覧会「帝国ホテル二代目本館100周年 フランク・ロイド・ライト 世界を結ぶ建築」

会期|2023年10月21日[土] – 12月24日[日]、会場|豊田市美術館
会期|2024年1月11日[木] – 3月10日[日]、会場|パナソニック汐留美術館
会期|2024年3月20日[水] – 5月12日[日]、会場|青森県立美術館

3Dスキャン計測データを用いた3Dプリントレプリカ 帝国ホテル二代目本館模型 

京都工芸繊維大学 KYOTO Design Lab
制作:井上智博、 バルナ・ゲルゲイ・ペーター、岩崎有希、中島由喜、森湖音
監修:津田和俊

企画:前田尚武(京都市京セラ美術館)
協力:京都大学

アメリカの近代建築を代表する建築家フランク・ロイド・ライト(1867年〜1959年)の展覧会「フランク・ロイド・ライト 世界を結ぶ建築」が、2023年10月21日(土)から豊田市美術館で開催されます。ライトが手がけた帝国ホテル二代目本館100周年にあわせて開催される本展覧会では、帝国ホテルを基軸に、近年の調査研究に基づいて多様なアーカイヴ資料が展示される予定です。

帝国ホテル二代目本館に関する貴重な資料の中に石膏模型があります。ライトが帰国に際して親交のあった建築家の武田五一(1872年〜1938年)に贈ったものであり、現在は京都大学に建築教育資料として所蔵されています。本展覧会での展示が検討されましたが、この石膏模型は制作後100年の歳月を経て状態が変化しており、巡回させることは困難と判断されました。

こうした経緯のもと、武田五一が教授を務めた京都工芸繊維大学(当時・京都高等工芸学校)と京都大学(当時・京都帝国大学)の両校が連携し、本展覧会にあわせて石膏模型の複製をおこなうこととなりました。京都工芸繊維大学 KYOTO Design Labの制作チーム(制作:井上智博、 バルナ・ゲルゲイ・ペーター特任研究員、デザイン・建築学課程4回生3名、監修:津田和俊講師)が約3か月かけて原作の石膏模型の3Dスキャン計測・撮影、3Dデータ編集、3Dプリンタによる出力、後加工の手順で複製に取り組み、原作の90%の縮尺の3Dプリントレプリカを制作しました。

展覧会「帝国ホテル二代目本館100周年 フランク・ロイド・ライト 世界を結ぶ建築」

会期|2023年10月21日[土] – 12月24日[日]、会場|豊田市美術館
会期|2024年1月11日[木] – 3月10日[日]、会場|パナソニック汐留美術館
会期|2024年3月20日[水] – 5月12日[日]、会場|青森県立美術館

3Dスキャン計測データを用いた3Dプリントレプリカ 帝国ホテル二代目本館模型 

京都工芸繊維大学 KYOTO Design Lab
制作:井上智博、 バルナ・ゲルゲイ・ペーター、岩崎有希、中島由喜、森湖音
監修:津田和俊

企画:前田尚武(京都市京セラ美術館)
協力:京都大学