展覧会「初代 諏訪蘇山 没後百年 ―初代蘇山の遺した石膏型を次代へ―」が、2022年5月21日[土]〜6月26日[日]まで愛知県陶磁美術館で開催されます。

今回の展覧会は、蘇山の没後百年を記念し、作品、石膏型や史料から蘇山の技と美をご覧いただくと共に、石膏型をどのように残し、将来へ活かしていくべきか、その取り組みを紹介するものです。

明治期を代表する陶芸家の一人、初代 諏訪蘇山 (1851-1922)〈帝室技芸員〉。その未発表資料、石膏型と作品が一同に会する貴重な機会です。KYOTO Design Lab[D-lab]が四代 諏訪蘇山氏と共に取り組んでいる「初代 諏訪蘇山 アーカイブ化プロジェクト」の最新再現事例、AR展示でも新たな展開がお目見えします。
記念対談やワークショップも行われますので、ぜひ足をお運びください。

「青磁菊紋大香合」(1921) Photo:大道雪代

展覧会の見どころ
幅広い作域を持つ初代 諏訪蘇山。その仕事は陶磁全般に及びますが、中でも中心となるのは「青磁の蘇山」と高く評された青磁作品です。その精緻な造形・装飾に欠くことの出来ない技が石膏型を用いた成形技法でした本展は作品と合わせ、オリジナルの石膏型、釉薬調合の史料などを合わせて展示することで、技と美の背景を詳しく紹介します。

「青磁鳳雲文花瓶石膏型」(部分)(1919) Photo:諏訪俊昭

「三島手菓子鉢」(1914-15) Photo:大道雪代

また、D-labでは2019年よりと四代 諏訪蘇山氏との協働により「初代 諏訪蘇山アーカイブ化プロジェクト」に取り組んできました。デジタルファブリケーション技術を用い、破損や劣化のおそれがある石膏型を3Dスキャニングによりアーカイブ化し、デジタル補修などより詳細な工程を踏まえた復元の成果をリプロダクト作品と共に紹介します。また、このデジタルデータを利活用したAR技術によるアトラクション展示も行います。これらは2021年10月に妙心寺大雄院で行われた展示を発展させたものです。

「楽人埴輪」リプロダクトと復元石膏型 Photo:高野友実


展覧会概要
テーマ展 近代陶磁の技と美に迫る—I
初代 諏訪蘇山 没後百年記念展 
―初代蘇山の遺した石膏型を次代へ―

会 期|2022年5月21日[土] – 6月26日[日]
会 場|愛知県陶磁美術館 本館1階 第8展示室
(愛知県瀬戸市南山口町234 Tel.0561-84-7474)
開 場|午前9時30分~午後4時30分(入館は午後4時まで)
休館日|毎週月曜日
観覧料|一般400円(320円)/高校・大学生300円(240円)/中学生以下無料()内は20名以上の団体料金
主 催|愛知県陶磁美術館
共 催|京都工芸繊維大学 KYOTO Design Lab
特別協力|四代 諏訪蘇山
協 力|諏訪蘇山研究会
U R Lwww.pref.aichi.jp/touji

関連イベント
①「型起こしワークショップ 蘇山の鯉に挑戦」
日時 6月4日(土) 午前10時30分~11時45分
会場 本館1階展示説明室
定員 10 名(事前申込不要・当日先着順) 参加無料

②記念対談「初代諏訪蘇山の足跡と思いを辿る 諏訪家資料を中心に」
講 師|四代 諏訪蘇山氏×佐藤一信氏(愛知県陶磁美術館 館長)
日 時|6月4日(土) 午後1時30分~3時
会 場|本館地下1階講堂
定 員|100名(事前申込不要・当日先着順) 参加無料
対談に続き、デジタル復元プロセス解説を実施(30分程度)
案内人|井上智博(京都工芸繊維大学KYOTO Design Lab)

③担当学芸員によるギャラリートーク
日 時|6月11日(土)・25日(土) 各日午後1時30分~2時30分
事前申込不要 参加無料(但し、観覧券が必要)

「鯉」オリジナル石膏型を3Dスキャニングする様子 Photo:高野友実

展覧会「初代 諏訪蘇山 没後百年 ―初代蘇山の遺した石膏型を次代へ―」が、2022年5月21日[土]〜6月26日[日]まで愛知県陶磁美術館で開催されます。

今回の展覧会は、蘇山の没後百年を記念し、作品、石膏型や史料から蘇山の技と美をご覧いただくと共に、石膏型をどのように残し、将来へ活かしていくべきか、その取り組みを紹介するものです。

明治期を代表する陶芸家の一人、初代 諏訪蘇山 (1851-1922)〈帝室技芸員〉。その未発表資料、石膏型と作品が一同に会する貴重な機会です。KYOTO Design Lab[D-lab]が四代 諏訪蘇山氏と共に取り組んでいる「初代 諏訪蘇山 アーカイブ化プロジェクト」の最新再現事例、AR展示でも新たな展開がお目見えします。
記念対談やワークショップも行われますので、ぜひ足をお運びください。

「青磁菊紋大香合」(1921) Photo:大道雪代

展覧会の見どころ
幅広い作域を持つ初代 諏訪蘇山。その仕事は陶磁全般に及びますが、中でも中心となるのは「青磁の蘇山」と高く評された青磁作品です。その精緻な造形・装飾に欠くことの出来ない技が石膏型を用いた成形技法でした本展は作品と合わせ、オリジナルの石膏型、釉薬調合の史料などを合わせて展示することで、技と美の背景を詳しく紹介します。

「青磁鳳雲文花瓶石膏型」(部分)(1919) Photo:諏訪俊昭

「三島手菓子鉢」(1914-15) Photo:大道雪代

また、D-labでは2019年よりと四代 諏訪蘇山氏との協働により「初代 諏訪蘇山アーカイブ化プロジェクト」に取り組んできました。デジタルファブリケーション技術を用い、破損や劣化のおそれがある石膏型を3Dスキャニングによりアーカイブ化し、デジタル補修などより詳細な工程を踏まえた復元の成果をリプロダクト作品と共に紹介します。また、このデジタルデータを利活用したAR技術によるアトラクション展示も行います。これらは2021年10月に妙心寺大雄院で行われた展示を発展させたものです。

「楽人埴輪」リプロダクトと復元石膏型 Photo:高野友実


展覧会概要
テーマ展 近代陶磁の技と美に迫る—I
初代 諏訪蘇山 没後百年記念展 
―初代蘇山の遺した石膏型を次代へ―

会 期|2022年5月21日[土] – 6月26日[日]
会 場|愛知県陶磁美術館 本館1階 第8展示室
(愛知県瀬戸市南山口町234 Tel.0561-84-7474)
開 場|午前9時30分~午後4時30分(入館は午後4時まで)
休館日|毎週月曜日
観覧料|一般400円(320円)/高校・大学生300円(240円)/中学生以下無料()内は20名以上の団体料金
主 催|愛知県陶磁美術館
共 催|京都工芸繊維大学 KYOTO Design Lab
特別協力|四代 諏訪蘇山
協 力|諏訪蘇山研究会
U R Lwww.pref.aichi.jp/touji

関連イベント
①「型起こしワークショップ 蘇山の鯉に挑戦」
日時 6月4日(土) 午前10時30分~11時45分
会場 本館1階展示説明室
定員 10 名(事前申込不要・当日先着順) 参加無料

②記念対談「初代諏訪蘇山の足跡と思いを辿る 諏訪家資料を中心に」
講 師|四代 諏訪蘇山氏×佐藤一信氏(愛知県陶磁美術館 館長)
日 時|6月4日(土) 午後1時30分~3時
会 場|本館地下1階講堂
定 員|100名(事前申込不要・当日先着順) 参加無料
対談に続き、デジタル復元プロセス解説を実施(30分程度)
案内人|井上智博(京都工芸繊維大学KYOTO Design Lab)

③担当学芸員によるギャラリートーク
日 時|6月11日(土)・25日(土) 各日午後1時30分~2時30分
事前申込不要 参加無料(但し、観覧券が必要)

「鯉」オリジナル石膏型を3Dスキャニングする様子 Photo:高野友実