保存再生学特別研究会2017|近代文化遺産における活用の意味を考える|趣旨説明|田原幸夫

近代文化遺産における活用の意味を考える|建築と都市の保存・活用・再生|中川理

近代文化遺産における活用の意味を考える|Reuse, redevelop and design in modern historic cities|ポール・ミュルス

保存再生学特別研究会2017|近代文化遺産における活用の意味を考える
日時:2018年2月18日(日)13時30分-
会場:京都工芸繊維大学60周年記念館2階大セミナー室
京都市左京区松ヶ崎橋上町1(京都市営地下鉄松ヶ崎駅下車徒歩10分)
講師:ポール・ミュルス[STEENHUISMEURS主宰]、金野幸雄[一般社団法人ノオト代表理事]、中川理[京都工芸繊維大学教授]
主催:京都工芸繊維大学大学院建築学専攻、京都工芸繊維大学KYOTO Design Lab
後援:DOCOMOMO Japan、日本イコモス国内委員会

概要
2014年度から大学院特別教育コースとしてスタートした「建築都市保存再生学コース」も、今年度末で3年目を終える。この間、コースでの教育と並行して実施してきたシンポジウム・特別研究会では、近代建築の保存・活用・再生における課題を、海外を含む多くの学外の専門家をお招きして議論してきた。
近代建築の保存において重要なことは、歴史遺産としての建築を日々普通に「活用」すること、つまり「使い続ける保存」への取り組みである。現在、国においても文化財保護法改正の検討が進められているが、その検討課題のなかにも「近代の文化財の保存と活用の在り方の検討」が上げられている。“文化財の「活用」とは「公開」と同義語である”と語られてきた時代は既に過去のものになり、建築は「活用」することによってのみ保存できるということが社会的にも理解されつつある。しかし一方、歴史遺産として価値の高い建築は、ただ「活用」されればいいというものではない。現代の社会の中でその価値を守りながら「活用」されることが重要なのである。
今回の特別研究会では、建築都市保存再生学コースの過去3年間の取り組みの総括として、オランダよりお招きしたミュルス氏、金野氏や中川教授とともに国外事例や文化財保護法改正の動きも視野に入れながら、歴史遺産の「活用」とはどうあるべきなのかを改めて議論したい。


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Prof. Yukio Tawara

Prof. Osamu Nakagawa

Paul Paul Meurs, STEENHUISMEURS

Date: Sunday, 18th February 13:30-
Venue: 60th Anniversary Hall 2F, Kyoto Institute of Technology
Guest: Paul Meurs (STEENHUISMEURS), Yukio Kinno (NOTE .inc), Osamu Nakagawa (Professor, Kyoto Institute of Technology)

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