KYOTO Design Lab[D-lab]は、日本初のファッションを軸にバイオマテリアル / アルゴリズミックデザイン / サーキュラーデザインなど、持続可能な未来のデザインを実践的に学ぶ 8日間のサマースクール「School of Fashion Futures」を開催します。
2021年度は、「キノコや微生物由来のバイオレザーの作り方」「サーキュラーエコノミーにおけるデザイン」「Houdiniを用いた身体形状に最適化を図るアルゴリズミック・デザイン」の3点を中心にした少人数制のオフラインワークショップと、国内外で活躍するゲスト講師を迎えたオンラインレクチャーの二段構えで開催。最先端のファッションデザイン・プロダクトデザインの潮流を学び、また志を同じくする仲間をつくる機会、ぜひ奮ってご参加ください。
(主催:京都工芸繊維大学KYOTO Design Lab / 運営協力:MTRL・FabCafe Kyoto)
開催概要
日時|2021年8月18日[水] – 8月27日[金] ※8/21[土],22[日]は休講
会場|京都工芸繊維大学 KYOTO Design Lab、及びオンライン
定員|オフラインワークショップ 10名 / オンラインレクチャー 200名
参加費|オフラインワークショップ受講 200,000円
オンラインレクチャー受講 10,000円
(本学学生のオンラインレクチャー受講は無料)
(本学学生のオフライン参加は別途募集のうえ4/23に締め切りました)
主催|京都工芸繊維大学 KYOTO Design Lab
運営協力|MTRL, FabCafe Kyoto
宣言文:開講に寄せて
絶えず販路を広げてきたファッション産業は21世紀に入り、あらゆる国々の生産と消費をグローバルなものとしている。流行の品々はインターネットにより、自国内ばかりでなく世界のあらゆる地域で消費され、国産品で満たされていた昔の欲望に変わり、離れた国々の産物によって瞬時に満たされる「新たな欲望」が露わとなった。自給自足を代替するグローバルな交易によって地球規模の複雑な依存関係が現れ、その結果として深刻な労働者搾取や環境汚染、廃棄物問題などが起きている。
消費社会の象徴ともいわれるファッション産業は、サステナビリティを真剣に考える時機を迎えている。このことは近年、ヨーロッパを中心にファッション企業は多額のESG投資をうけ、持続可能な製品・サービス開発を行っていることに明らかである。その結果、バイオデザイン、アルゴリズミック・デザイン、デジタル・ファブリケーションを組み合わせた実験的な成果が大企業からも散見されるようになった。ナイキのNike Craterシリーズ、アディダスのFUTURECRAFTシリーズ、H&Mのコンシャスエクスクルーシブコレクションなど、事例には事欠かない。
だが残念なことに、このような実験的試みを学べる教育機関は世界を見回してもそう多く見当たらない。日本には、残念ながらない。喫緊の課題である持続可能性のためのデザインは多岐に及ぶため、従来のファッション教育機関には限界がある。かといって、インターネット上の情報をかき集め独学するのも容易ではない。持続可能性のためのデザインとはファッションデザインにおいて何を指しているのか、エコ、エシカル、スローファッションとの棲み分けすら明確ではない。
そこで、京都工芸繊維大学KYOTO Design Labは、ここに「School of Fashion Futures」と称する新たなサマースクールを立ち上げることにした。
本サマースクールはサステナブル・バイオ・ファブリケーション・アルゴリズミック・デザインを、ファッションデザインを中心としながら実験・思索する。ファッションデザインのみならずプロダクトデザインや建築の領域において上記の実験的活動に興味、関心、意欲がある人を対象とし、持続可能な未来のデザインを実践的に学習する場所である。
2021年度は、キノコや微生物由来のバイオレザーの作り方、サーキュラーエコノミーにおけるデザイン、Houdiniを用いた身体形状に最適化を図るアルゴリズミック・デザインの3点を中心にサマースクールは運営される。
最も確実に未来を予想する方法は、理想の未来を妄想し、つくることだ。
この夏、KYOTO Design Labで会いましょう。
京都工芸繊維大学KYOTO Design Lab 特任教授 水野大二郎
開講スケジュール
A)オフラインワークショップ
「キノコや微生物由来のバイオレザーの作り方」「サーキュラーエコノミーにおけるデザイン」「Houdiniを用いた身体形状に最適化を図るアルゴリズミック・デザイン」の3点を中心に構成される少人数制のワークショップを京都にて開催します。
日時|2021年8月18日(水)~8月27日(金) 10:00~17:00(*土日休講)
場所|京都工芸繊維大学 KYOTO Design Lab(京都府京都市左京区松ヶ崎橋上町1)
B)オンラインレクチャー
国内外で活躍するゲスト講師を迎え、トークやプレゼンテーションに加えて、質疑応答・交流の機会を設けます。
日時|2021年8月18日(水)~8月27日(金) 19:00~21:00(*土日休講)
場所|オンライン(zoom)
※ A・Bともに、8/21(土)・8/22(日)は休講です。
※ A・Bともに、全日程通しての参加が条件となります。
プログラム内容
A)オフラインワークショップ実施内容
8/18(水) | アイスブレイク、講義、製品事例分析、サーキュラーデザインの演習 |
8/19(木) | バイオレザー(SCOBYとキノコ)作成のための演習、講義 |
8/20(金) | 事前作成されたバイオレザーを実際に用いた演習 |
8/23(月) | 事前課題の成果発表、3Dボディスキャンによるデータ取得 |
8/24(火) | 事前アンケート内容に基づくHoudiniレクチャー |
8/25(水) | 事前アンケート内容に基づくHoudiniレクチャー |
8/26(木) | デジタル工作機械を用いたプロトタイピングの出力 |
8/27(金) | デジタル工作機械を用いたプロトタイピングの出力 |
※プログラムは予告なく変更となる場合があります。あらかじめご了承ください。
上記終了後、約1ヶ月間の個人制作期間を設け、10月初旬に成果物展示と振り返りイベントをオンライン開催予定です。
B)オンラインレクチャー実施内容
8/18(水) | 概説 | 水野大二郎 津田和俊 |
|
8/19(木) | Sustainable Fashion | 廣田悠子 |
|
8/20(金) | Speculative Fashion Design | 川崎和也 |
|
8/23(月) | Mycelium and biomaterial | Mycotech Lab |
|
8/24(火) | Algorithmic Design | 堀川淳一郎 |
|
8/25(水) | Fab x Sustainability | 田中浩也 |
|
8/26(木) | Textile x Code | 井高久美子 |
|
8/26(木) | 省察 | 水野大二郎 津田和俊 京都工芸繊維大学 学生メンバー |
|
※プログラムは予告なく変更となる場合があります。あらかじめご了承ください。
こんな人におすすめ
参加条件
A)オフラインワークショップ
B)オンラインレクチャー
申込・支払方法
A)オフラインワークショップ
※参加者1名につき京都工芸繊維大学学生1名がサポートします。
※本プログラムを受講される方は、オンラインレクチャーに無料で参加可能です。
※参加費用のお支払いはクレジットカード決済のみとなります。(参加申込み完了後、お手続き方法をご連絡いたします。)
※本学学生のオフライン参加は別途募集のうえ4/23に締め切りました。
B)オンラインレクチャー
※定員を超過した場合、抽選とさせていただきます。
※参加費用のお支払いはクレジットカード決済のみとなります。(参加申込み完了後、お手続き方法をご連絡いたします。)
※オンラインレクチャー参加のURLは受講手続き完了後にご連絡します。
※本学学生のオンラインレクチャー受講は無料です。
申し込み
MTRL・FabCafe Kyotoのウェブサイトにておこないます。
https://fabcafe.com/jp/events/kyoto/sff2021/
募集締切|2021年6月14日[月]
選考通知|2021年6月15日[火]
お問い合わせ
本イベントに関するお問い合わせは、下記までメールにてお送りください。(担当:MTRL 木下・飯田)
info.mtrl@loftwork.com
オンラインレクチャー講師
水野大二郎
京都工芸繊維大学KYOTO Design Lab 特任教授
慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科 特別招聘教授
2008年RCA博士課程修了、芸術博士(ファッションデザイン)。ウルトラファクトリー・クリティカルデザインラボ、京都大学デザインスクール、慶應義塾大学SFCを経て2019年4月から現職。Ars Electronica STARTS prize(2017)入選、International Documentary Filmfestival Amsterdam(2019)入選など、多様なプロジェクトに従事。共編著に『vanitas』(アダチプレス、2013〜現在)、共著に『FABに何が可能か』(フィルムアート、2013)『inclusive design』(学芸出版社、2014)など。
www.daijirom.com
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津田和俊
京都工芸繊維大学講師
山口情報芸術センター[YCAM]主任研究員
博士(工学)。2008年から2015年まで大阪大学工学研究科の特任研究員や助教として、工学設計や適正技術の教育プログラム、資源循環やサステナビリティに関する研究に取り組む。2010年からファブラボのネットワークに参加、2013年ファブラボ北加賀屋(大阪市)を共同設立。2014年からYCAMの事業に関わり、2016年から研究員として主にバイオ・リサーチ事業を担当、「パーソナル・バイオテクノロジー」の可能性を模索している。2020年2月から京都工芸繊維大学 デザイン・建築学系の講師に着任。
https://researchmap.jp/tsudakazutoshi
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廣田悠子
ジャーナリスト/「WWDジャパン」記者
石川県小松市生まれ。千葉大学卒業。2006年にINFASパブリケーションズ入社。パリやミラノ、ニューヨークや東京のコレクション取材を通じてウィメンズのトレンド分析や、デザイナーや経営者インタビューを手掛けるほか、セレクトショップ、百貨店、シューズなどの分野を担当。18年5月からサステイナビリティとテキスタイルの担当記者として取材・執筆を行う。
https://www.wwdjapan.com/author/yukohirota
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川崎和也(オフラインレクチャー兼任)
Synflux株式会社 代表取締役 CEO
スペキュラティヴ・ファッションデザイナー/デザインリサーチャー
1991年生まれ。慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科エクスデザインプログラム修士課程修了(デザイン)、現在同後期博士課程。身体や衣服、素材にまつわる思索的な創造性を探求する実践を行う。主な受賞に、H&M財団グローバルチェンジアワード特別賞、文化庁メディア芸術祭アート部門審査委員会推薦作品選出、Dezeen Design Award Longlist、STARTS PRIZE、Wired Creative Hack Award、YouFab Global Creative Awardなど。編著書に『SPECULATIONS 人間中心主義のデザインをこえて』(BNN新社、2019)がある。
https://synflux.io/jp/about/
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Mycotech Lab
インドネシア発のバイオベース素材スタートアップ
5人の共同創業者 Adi Reza, Ronaldiaz Hartantyo, Annisa Wibi, Robbi Zidna Ilman, Arekha Bentangによって2015年に設立。Mycotech Labの目的は、天然の接着剤としてキノコの菌糸体を使った材料を育てること。地元のキノコ農家と協力し、キノコの菌糸を天然接着剤として使用したバインダーレスボード「BIOBO」や、キノコの菌糸を完全に成長させた革のような素材「MYLEA」など、カスタム形状に成形された丈夫で軽量な有機繊維を使用した製品を生産している。また、農業廃棄物を利用して素材化している。
https://mycl.bio/
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堀川淳一郎(オフラインレクチャー兼任)
Orange Jellies主宰
建築系プログラマー/アルゴリズミックデザイナー
2009年コロンビア大学のAdvanced Architectural Designを修了。現在はフリーランスとして建築やプロダクト、アートの分野でソフトウェア開発や幾何学とアルゴリズムを用いたデザインを行なっている。分野に限らず形状生成の手法に主な受賞歴に2019年The One ShowのGold Pencil、第23回メディア芸術祭アート部門優秀賞など。2011年より東京藝術大学の非常勤講師、2017年より株式会社gluonのCTO、2019年より早稲田大学の非常勤講師、2020年より東京大学の学術支援専門職員を兼任。
https://jhorikawa.com
https://www.youtube.com/c/JunichiroHorikawa
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田中浩也
慶應義塾大学環境情報学部 教授
慶応大学KGRI 環デザイン&デジタルマニュファクチャリング創造センター センター長
1975年 北海道札幌市生まれ デザインエンジニア/ソーシャルエンジニア。専門分野は、デジタルファブリケーション、3D設計/生産/製造システム、創造性の科学と文化およびその支援。モットーは「技術と社会の両面から研究すること」。京都大学総合人間学部、同人間環境学研究科にて建築CADを研究し、建築事務所の現場にも参加した後、東京大学工学系研究科博士課程にて、画像による広域の3Dスキャンシステムを研究開発。最終的には社会基盤工学の分野にて博士(工学)を取得。2005年に慶應大学環境情報学部(SFC)に専任講師として着任、2008年より同准教授。2016年より同教授。
https://fab.sfc.keio.ac.jp/
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井高久美子
インディペンデント・キュレーター
1982年生まれ。愛知県出身。2012年から2019年まで山口情報芸術センター[YCAM]で展覧会や作品の企画を行う。現在は、独立し、アート・アンド・テクノロジーの分野を中心に様々な領域で展覧会の企画を担当。京都 西陣の老舗 細尾が運営するHOSOO GALLERYでは織物をメディアとして捉えた展覧会を制作。近年携わった展覧会に「Ambient Weaving -環境と織物」(2021)、「Quasicrystal」(2020)、「呼吸する地図たち」(2018ー2020年)、「布のデミウルゴス」(2017年)などがある。
KYOTO Design Lab[D-lab]は、日本初のファッションを軸にバイオマテリアル / アルゴリズミックデザイン / サーキュラーデザインなど、持続可能な未来のデザインを実践的に学ぶ 8日間のサマースクール「School of Fashion Futures」を開催します。
2021年度は、「キノコや微生物由来のバイオレザーの作り方」「サーキュラーエコノミーにおけるデザイン」「Houdiniを用いた身体形状に最適化を図るアルゴリズミック・デザイン」の3点を中心にした少人数制のオフラインワークショップと、国内外で活躍するゲスト講師を迎えたオンラインレクチャーの二段構えで開催。最先端のファッションデザイン・プロダクトデザインの潮流を学び、また志を同じくする仲間をつくる機会、ぜひ奮ってご参加ください。
(主催:京都工芸繊維大学KYOTO Design Lab / 運営協力:MTRL・FabCafe Kyoto)
開催概要
日時|2021年8月18日[水] – 8月27日[金] ※8/21[土],22[日]は休講
会場|京都工芸繊維大学 KYOTO Design Lab、及びオンライン
定員|オフラインワークショップ 10名 / オンラインレクチャー 200名
参加費|オフラインワークショップ受講 200,000円
オンラインレクチャー受講 10,000円
(本学学生のオンラインレクチャー受講は無料)
(本学学生のオフライン参加は別途募集のうえ4/23に締め切りました)
主催|京都工芸繊維大学 KYOTO Design Lab
運営協力|MTRL, FabCafe Kyoto
宣言文:開講に寄せて
絶えず販路を広げてきたファッション産業は21世紀に入り、あらゆる国々の生産と消費をグローバルなものとしている。流行の品々はインターネットにより、自国内ばかりでなく世界のあらゆる地域で消費され、国産品で満たされていた昔の欲望に変わり、離れた国々の産物によって瞬時に満たされる「新たな欲望」が露わとなった。自給自足を代替するグローバルな交易によって地球規模の複雑な依存関係が現れ、その結果として深刻な労働者搾取や環境汚染、廃棄物問題などが起きている。
消費社会の象徴ともいわれるファッション産業は、サステナビリティを真剣に考える時機を迎えている。このことは近年、ヨーロッパを中心にファッション企業は多額のESG投資をうけ、持続可能な製品・サービス開発を行っていることに明らかである。その結果、バイオデザイン、アルゴリズミック・デザイン、デジタル・ファブリケーションを組み合わせた実験的な成果が大企業からも散見されるようになった。ナイキのNike Craterシリーズ、アディダスのFUTURECRAFTシリーズ、H&Mのコンシャスエクスクルーシブコレクションなど、事例には事欠かない。
だが残念なことに、このような実験的試みを学べる教育機関は世界を見回してもそう多く見当たらない。日本には、残念ながらない。喫緊の課題である持続可能性のためのデザインは多岐に及ぶため、従来のファッション教育機関には限界がある。かといって、インターネット上の情報をかき集め独学するのも容易ではない。持続可能性のためのデザインとはファッションデザインにおいて何を指しているのか、エコ、エシカル、スローファッションとの棲み分けすら明確ではない。
そこで、京都工芸繊維大学KYOTO Design Labは、ここに「School of Fashion Futures」と称する新たなサマースクールを立ち上げることにした。
本サマースクールはサステナブル・バイオ・ファブリケーション・アルゴリズミック・デザインを、ファッションデザインを中心としながら実験・思索する。ファッションデザインのみならずプロダクトデザインや建築の領域において上記の実験的活動に興味、関心、意欲がある人を対象とし、持続可能な未来のデザインを実践的に学習する場所である。
2021年度は、キノコや微生物由来のバイオレザーの作り方、サーキュラーエコノミーにおけるデザイン、Houdiniを用いた身体形状に最適化を図るアルゴリズミック・デザインの3点を中心にサマースクールは運営される。
最も確実に未来を予想する方法は、理想の未来を妄想し、つくることだ。
この夏、KYOTO Design Labで会いましょう。
京都工芸繊維大学KYOTO Design Lab 特任教授 水野大二郎
開講スケジュール
A)オフラインワークショップ
「キノコや微生物由来のバイオレザーの作り方」「サーキュラーエコノミーにおけるデザイン」「Houdiniを用いた身体形状に最適化を図るアルゴリズミック・デザイン」の3点を中心に構成される少人数制のワークショップを京都にて開催します。
日時|2021年8月18日(水)~8月27日(金) 10:00~17:00(*土日休講)
場所|京都工芸繊維大学 KYOTO Design Lab(京都府京都市左京区松ヶ崎橋上町1)
B)オンラインレクチャー
国内外で活躍するゲスト講師を迎え、トークやプレゼンテーションに加えて、質疑応答・交流の機会を設けます。
日時|2021年8月18日(水)~8月27日(金) 19:00~21:00(*土日休講)
場所|オンライン(zoom)
※ A・Bともに、8/21(土)・8/22(日)は休講です。
※ A・Bともに、全日程通しての参加が条件となります。
プログラム内容
A)オフラインワークショップ実施内容
8/18(水) | アイスブレイク、講義、製品事例分析、サーキュラーデザインの演習 |
8/19(木) | バイオレザー(SCOBYとキノコ)作成のための演習、講義 |
8/20(金) | 事前作成されたバイオレザーを実際に用いた演習 |
8/23(月) | 事前課題の成果発表、3Dボディスキャンによるデータ取得 |
8/24(火) | 事前アンケート内容に基づくHoudiniレクチャー |
8/25(水) | 事前アンケート内容に基づくHoudiniレクチャー |
8/26(木) | デジタル工作機械を用いたプロトタイピングの出力 |
8/27(金) | デジタル工作機械を用いたプロトタイピングの出力 |
※プログラムは予告なく変更となる場合があります。あらかじめご了承ください。
上記終了後、約1ヶ月間の個人制作期間を設け、10月初旬に成果物展示と振り返りイベントをオンライン開催予定です。
B)オンラインレクチャー実施内容
8/18(水) | 概説 | 水野大二郎 津田和俊 |
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8/19(木) | Sustainable Fashion | 廣田悠子 |
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8/20(金) | Speculative Fashion Design | 川崎和也 |
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8/23(月) | Mycelium and biomaterial | Mycotech Lab |
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8/24(火) | Algorithmic Design | 堀川淳一郎 |
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8/25(水) | Fab x Sustainability | 田中浩也 |
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8/26(木) | Textile x Code | 井高久美子 |
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8/26(木) | 省察 | 水野大二郎 津田和俊 京都工芸繊維大学 学生メンバー |
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※プログラムは予告なく変更となる場合があります。あらかじめご了承ください。
こんな人におすすめ
参加条件
A)オフラインワークショップ
B)オンラインレクチャー
申込・支払方法
A)オフラインワークショップ
※参加者1名につき京都工芸繊維大学学生1名がサポートします。
※本プログラムを受講される方は、オンラインレクチャーに無料で参加可能です。
※参加費用のお支払いはクレジットカード決済のみとなります。(参加申込み完了後、お手続き方法をご連絡いたします。)
※本学学生のオフライン参加は別途募集のうえ4/23に締め切りました。
B)オンラインレクチャー
※定員を超過した場合、抽選とさせていただきます。
※参加費用のお支払いはクレジットカード決済のみとなります。(参加申込み完了後、お手続き方法をご連絡いたします。)
※オンラインレクチャー参加のURLは受講手続き完了後にご連絡します。
※本学学生のオンラインレクチャー受講は無料です。
申し込み
MTRL・FabCafe Kyotoのウェブサイトにておこないます。
https://fabcafe.com/jp/events/kyoto/sff2021/
募集締切|2021年6月14日[月]
選考通知|2021年6月15日[火]
お問い合わせ
本イベントに関するお問い合わせは、下記までメールにてお送りください。(担当:MTRL 木下・飯田)
info.mtrl@loftwork.com
オンラインレクチャー講師
水野大二郎
京都工芸繊維大学KYOTO Design Lab 特任教授
慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科 特別招聘教授
2008年RCA博士課程修了、芸術博士(ファッションデザイン)。ウルトラファクトリー・クリティカルデザインラボ、京都大学デザインスクール、慶應義塾大学SFCを経て2019年4月から現職。Ars Electronica STARTS prize(2017)入選、International Documentary Filmfestival Amsterdam(2019)入選など、多様なプロジェクトに従事。共編著に『vanitas』(アダチプレス、2013〜現在)、共著に『FABに何が可能か』(フィルムアート、2013)『inclusive design』(学芸出版社、2014)など。
www.daijirom.com
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津田和俊
京都工芸繊維大学講師
山口情報芸術センター[YCAM]主任研究員
博士(工学)。2008年から2015年まで大阪大学工学研究科の特任研究員や助教として、工学設計や適正技術の教育プログラム、資源循環やサステナビリティに関する研究に取り組む。2010年からファブラボのネットワークに参加、2013年ファブラボ北加賀屋(大阪市)を共同設立。2014年からYCAMの事業に関わり、2016年から研究員として主にバイオ・リサーチ事業を担当、「パーソナル・バイオテクノロジー」の可能性を模索している。2020年2月から京都工芸繊維大学 デザイン・建築学系の講師に着任。
https://researchmap.jp/tsudakazutoshi
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廣田悠子
ジャーナリスト/「WWDジャパン」記者
石川県小松市生まれ。千葉大学卒業。2006年にINFASパブリケーションズ入社。パリやミラノ、ニューヨークや東京のコレクション取材を通じてウィメンズのトレンド分析や、デザイナーや経営者インタビューを手掛けるほか、セレクトショップ、百貨店、シューズなどの分野を担当。18年5月からサステイナビリティとテキスタイルの担当記者として取材・執筆を行う。
https://www.wwdjapan.com/author/yukohirota
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川崎和也(オフラインレクチャー兼任)
Synflux株式会社 代表取締役 CEO
スペキュラティヴ・ファッションデザイナー/デザインリサーチャー
1991年生まれ。慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科エクスデザインプログラム修士課程修了(デザイン)、現在同後期博士課程。身体や衣服、素材にまつわる思索的な創造性を探求する実践を行う。主な受賞に、H&M財団グローバルチェンジアワード特別賞、文化庁メディア芸術祭アート部門審査委員会推薦作品選出、Dezeen Design Award Longlist、STARTS PRIZE、Wired Creative Hack Award、YouFab Global Creative Awardなど。編著書に『SPECULATIONS 人間中心主義のデザインをこえて』(BNN新社、2019)がある。
https://synflux.io/jp/about/
–
Mycotech Lab
インドネシア発のバイオベース素材スタートアップ
5人の共同創業者 Adi Reza, Ronaldiaz Hartantyo, Annisa Wibi, Robbi Zidna Ilman, Arekha Bentangによって2015年に設立。Mycotech Labの目的は、天然の接着剤としてキノコの菌糸体を使った材料を育てること。地元のキノコ農家と協力し、キノコの菌糸を天然接着剤として使用したバインダーレスボード「BIOBO」や、キノコの菌糸を完全に成長させた革のような素材「MYLEA」など、カスタム形状に成形された丈夫で軽量な有機繊維を使用した製品を生産している。また、農業廃棄物を利用して素材化している。
https://mycl.bio/
–
堀川淳一郎(オフラインレクチャー兼任)
Orange Jellies主宰
建築系プログラマー/アルゴリズミックデザイナー
2009年コロンビア大学のAdvanced Architectural Designを修了。現在はフリーランスとして建築やプロダクト、アートの分野でソフトウェア開発や幾何学とアルゴリズムを用いたデザインを行なっている。分野に限らず形状生成の手法に主な受賞歴に2019年The One ShowのGold Pencil、第23回メディア芸術祭アート部門優秀賞など。2011年より東京藝術大学の非常勤講師、2017年より株式会社gluonのCTO、2019年より早稲田大学の非常勤講師、2020年より東京大学の学術支援専門職員を兼任。
https://jhorikawa.com
https://www.youtube.com/c/JunichiroHorikawa
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田中浩也
慶應義塾大学環境情報学部 教授
慶応大学KGRI 環デザイン&デジタルマニュファクチャリング創造センター センター長
1975年 北海道札幌市生まれ デザインエンジニア/ソーシャルエンジニア。専門分野は、デジタルファブリケーション、3D設計/生産/製造システム、創造性の科学と文化およびその支援。モットーは「技術と社会の両面から研究すること」。京都大学総合人間学部、同人間環境学研究科にて建築CADを研究し、建築事務所の現場にも参加した後、東京大学工学系研究科博士課程にて、画像による広域の3Dスキャンシステムを研究開発。最終的には社会基盤工学の分野にて博士(工学)を取得。2005年に慶應大学環境情報学部(SFC)に専任講師として着任、2008年より同准教授。2016年より同教授。
https://fab.sfc.keio.ac.jp/
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井高久美子
インディペンデント・キュレーター
1982年生まれ。愛知県出身。2012年から2019年まで山口情報芸術センター[YCAM]で展覧会や作品の企画を行う。現在は、独立し、アート・アンド・テクノロジーの分野を中心に様々な領域で展覧会の企画を担当。京都 西陣の老舗 細尾が運営するHOSOO GALLERYでは織物をメディアとして捉えた展覧会を制作。近年携わった展覧会に「Ambient Weaving -環境と織物」(2021)、「Quasicrystal」(2020)、「呼吸する地図たち」(2018ー2020年)、「布のデミウルゴス」(2017年)などがある。